Q.「愛犬が亡くなりました。
15年間一緒に過ごしてきた家族のような存在です。
父も母も自分たちと一緒のお墓に入れてあげたいと言っています。
お墓はまだ買っていませんが、人とペットが一緒に眠ることができるお墓はありますか?」
A.最近はペットと一緒に眠ることができるお墓も増えてきました。
近年、ペット需要の増加に伴い、「ペットも愛する家族の一員」と考える方が増えてきました。
ペット関連商品も毎年売り上げが伸びており、ペットの保険や「ペットへ遺産を残す」という人もいます。
またペットの弔い方についても、「家族」として、人間と同じように葬儀を行う人も増えてきました。
埋葬に関しても、以前は自宅の庭に埋めるなどの葬送方法が一般的でしたが、近年は住宅事情の変化などと相まって、ペット専用の火葬場で火葬したあと、お墓や納骨堂に納骨するケースが増えています。
しかし、法的にはペットのご遺骨は人間とは違う扱いとなり、納骨堂やお墓についても基本的にはペット専用の場所に、ペット専用の納骨堂やお墓が用意されています。
しかし、最近では「ペットと一緒に眠りたい」という要望が高まっていることから「ペットと一緒に眠ることができる」“ペット共葬墓”を完備した霊園も増えてきました。
<ペットと一緒に入れる「ペット共葬墓」の特徴>
●民間霊園にはペット墓やペット共葬墓を用意するところが増えているが、公営霊園にはほとんどない。
●宗旨宗派を問わず利用することができる。
●人とペットを同じ空間に埋葬するのではなく、ひとつのお墓の中に2つカロート(納骨室)を用意するか、カロートを区切ってペット納骨スペースを用意するところが多い。
●樹木葬墓地の場合は永代供養付きであることが多い。
太宰府メモリアルパーク ペットと一緒に眠れるお墓 「ファミーユ」
■人の埋葬とペットの埋葬については法律が異なります。
ペットについては人間に適用される墓地埋葬法による制限などは一切ありません。ですので、自分の土地であれば、お墓を作って埋葬しても何ら問題がありません。
一方で人間の遺骨は「墓地」として認定された場所以外には埋葬することができず、墓地以外の場所に埋葬すると「墓地、埋葬等に関する法律」に反することになります。
しかし、法律ではペットとの共葬は禁止されていませんので、法律面での心配はありません。
■ペットを人間のお墓に入れることは宗教面では問題はある?
「寺院墓地」においては、人間が眠る墓地にペットを埋葬することはタブーとされています。
というのも 仏教の教義に天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の6つの世界=「六道」があり、犬や猫などのペットは畜生道に分類され、人間と同じ扱いができないからです。
お寺ではなく霊園であっても、同じ墓地内にペットを埋葬することを嫌う人もいます。霊園で“ペットは埋葬できない”と定められているところも多く、「自分のお墓だから」と言って勝手に埋葬することはできません。
ペットと一緒に眠ることができる霊園も増えていると前述しましたが、そうした霊園はペットと一緒に眠ることができる特別な区画を設けているところがほとんどです。
■手元供養や自宅墓は、ペット供養にもおすすめ。
手元供養としてご遺骨を自宅安置する場合は、ペットのご遺骨であっても何ら問題はありません。
むしろ手元供養はペット供養に向いていて、ペット用の小さな骨壺にご遺骨を入れて、生前と同じように家族と一緒に過ごさせてあげたいという方も多いようです。
しかし、手元供養をしていても、手元供養ができなくなった後はご遺骨をどこかに埋葬しなければなりません。ペットのご遺骨単体の場合は墓地以外に埋葬しても違法にはなりませんが、人間のご遺骨と一緒に手元供養をした場合は注意が必要です。
少量であっても、人間のご遺骨とペットのご遺骨を同じ骨壺に入れることは避けましょう。
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