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お客様のご質問にお答えします①「家に遺骨を置いても違法にならない?」

Q.家に遺骨を置いたままにすることは違法じゃありませんか?
自宅供養はどんなことを注意すればいいですか?

結論から言うと、自宅にご遺骨を何年置いたままにしていても、法律違反となることはありません。

ですから自宅墓にご遺骨を収納して何年でも、自宅に置いたままご供養していただいて大丈夫です。

お墓やご遺骨に関する法律には昭和23年に施行された「墓地、埋葬等に関する法律」があります。

その第2章第4条には「埋葬又は焼骨の収蔵は、墓地以外の区域にこれを行なってはならない」という条文があり、法律で墓地と定められた場所以外にはご遺骨の埋葬を禁止しています。つまり自宅の庭や私有地の地中にご遺骨を埋葬することは違法となりますが、これはあくまで家の外に埋葬する場合。

「焼骨を自宅で保管する事は、本条に違反するものではない」と言う見解が示されており、埋葬ではなく自宅「保管」「安置」する場合は法律に触れませんし、期間の決まりもないので、管理できる限り何年安置しても良いのです。

【ご遺骨の管理で違法になる場合】

  • ご遺骨を捨てる、遺棄する
  • ご遺骨を墓地以外の場所に埋葬する
  • ご遺骨を供養以外の目的で意図的に損壊する

【自宅供養(手元供養)の注意点】

手元供養や自宅墓は法律的にも問題がありませんし、身近な場所に遺骨を置いて毎日丁寧にご供養ができるものですが、注意点もあります。

下記にまとめていますので、自宅供養を選ぶ場合は確認しておきましょう。

●自宅供養ができなくなった場合はご遺骨をどこか別のところに移さなければいけません。

管理できない…とご遺骨を遺棄したり、墓地以外の場所に埋葬した場合は違法となります。

 ●自宅墓や手元供養品が破損しないよう、自宅安置をする場合は小さなお子様やペットなどが触ることができない場所を選びましょう。

 ●結露やカビを防ぐため、遺骨を保管する場所は寒暖差が激しいところは避け、湿気の少ない場所を選びましょう。

●万が一の災害や事故などに備え、手元供養をする際は耐久性や設置場所にも配慮しましょう。